鉄道会社様で指導操縦者向けメンタルヘルス研修を行いました。
この研修は、運転士見習い(弟子)を6カ月間マンツーマンで指導する指導操縦者(師匠)を対象に、「強いストレスが生じやすい見習生のメンタルヘルス問題を防止し、全員が独立乗務できるようになること」を目的にしています。(3回目のご依頼、ありがとうございます)
90分で、以下の構成で講義いたしました。
①労働者のメンタルヘルス問題に多く見られる、発症のプロセス
②ストレスが減る人間関係の距離感がわかる!「バウンダリー(境界線)」の理解
③人間関係の摩擦を減らし、「パワハラですよ!」と言われない指導のコツ
前半はメンタルヘルス問題についての理解、そして後半は安全な人間関係の構築するためのコミュニケーションの具体策について話をしました。
バウンダリーについては以下のブログ記事を参考にしてください。
今回の受講者からの感想を一部紹介いたします。
・12~13年前、自分自身が師匠から受けてきた精神論はイヤな思い出として残っています。これを見習いにやらないようにしようと思いました。また見習いと心の距離感を離れすぎず、近すぎずが大切だと改めて感じました。
・これから教習生と向き合うにあたって不安に感じていたことが少しずつ楽になりました。
・弟子との関係を構築していくための考え方、対応方法、とてもためになる内容でした。
・この先の半年間、本日の研修を生かし資料を復唱しながら場面場面でよい言葉のかけ方、コミュニケーションの実践に取り組みます。
・弟子との会話、話し方に注意して、教習生がやりやすい環境を作ってあげたいと思いました。
・言われないと気づかない点に気づくことができて良かった。どんな教習生を担当しても対応できるようにテキストを見直していきたいです。
今回もお役に立つことができとても嬉しいです。
受講いただいた皆様、ご担当者様、ありがとうございました。
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