活動報告

講演・研修講師

鉄道会社様で運転士教習生向けメンタルヘルス研修を行いました。

鉄道会社様において、運転士教習生向けメンタルヘルス研修を行いました。

この研修は、運転士見習いとして師匠の下で6カ月間の技能講習を受ける教習生を対象に、「強いストレスを上手に付き合い、全員が独立乗務できること」を目的に実施されました。

今回で4回目のご依頼ですが、教習生とは別に師匠を対象にした研修も行っています。

研修は毎回90分で、以下の構成で行っています。

①ストレスマネジメントの基礎知識
②ネガティブな感情との上手な付き合い方
③ストレスが減る人間関係の距離感を保つコツ

前半はメンタルヘルスについての話を行い、後半は師匠との人間関係のストレスを緩和する考え方や距離の取り方について説明しました。

受講者からいただいた感想の一部を紹介します。


・人生で一番、ためになる研修でした。乗務中にまっしとになって固まることがよくありますが、どうすれが良いか考えていました。手が震えることもありました。今日の研修資料を常備して今後の生活に使います。この研修は定期的にやっていただきたいです。

・見習いが始まり一か月が立ち、求められるものが多くなるにつれ、不安や緊張が日々増えているが、今回のメンタルヘルス研修を受講し、自分のストレスに対しての向き合い方をしっかり学び、考えることができ、気持ちが楽になった。もっと気を楽にして、肩の力を抜いて、業務と向き合っていこうと思えた。

・講師の方の例え方や表し方がわかりやすく、今の自分とこれからの自分に当てはめてみて、自分はどういう形でストレスや課題と付き合っていけば良いのかを探すことができたと思います。

・ストレスや感情から目を背けずに向き合っていくことの重要性を知ることができました。この研修は今後も後輩のために必要であると考えます。

・私自身、思ったことを抱え込んできてしまったことが人生の中で多々あり、周囲に頼ることができずに自分が悪いんだと思い込み、ストレスに真剣に向き合ってこなかったことを反省する良い機会になりました。

・今までストレスや自分に対して向き合ってこなかったので、ストレスを理解できる良い機会になった。お話を聞いて自分に当てはまることばかりだったので、気づかないうちにストレスを抱え込んでしまっていたのだと思う。これから、ストレスとうまく向き合っていけるような生活を意識していきたい。

・いざとなったらなんとかなるといういう気持ちと、仲間たちと共感しながらやっていこうと思います。・ネガティブ思考になりがりなので、「主観」を「客観」に変えていけるように努力したい。

・自分が普段からストレスと上手に付き合えているのだと感じました。技能講習の中で失敗をした際に、次はこうしてみよう、失敗してみなんとかなるという気持ちを持っているため、共感できる部分がとても多かったです


お役に立つことができ、とれも嬉しいです!

なお、アンケートの中の質問に「今回の研修は今後も必要と思うか」という項目があったのですが、全員の受講者から「必要」という回答をいただきました。ありがとうございます!

皆さまの独立乗務を心よりお祈り申し上げます。頑張ってください!

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公認心理師・精神保健福祉士。精神科・EAP機関・カウンセリングルーム・学校などで、2万件以上の相談を受けてきたカウンセラー。講師としての経験も豊富で、企業や公的機関において15年以上に渡り、メンタルヘルス、ハラスメント、コミュニケーションなどをテーマに講演を行っている。
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