鉄道会社様において、運転士教習生向けメンタルヘルス研修を行いました。
この研修は、運転士見習いとして師匠の下で6カ月間の技能講習を受ける教習生を対象に、「強いストレスを上手に付き合い、全員が独立乗務できること」を目的に実施されました。
90分で、以下の構成で行っています。
①ストレスマネジメントの基礎知識
②ネガティブな感情との上手な付き合い方
③ストレスが減る人間関係の距離感を保つコツ
前半はメンタルヘルスについての話を行い、後半は師匠との人間関係のストレスを緩和する考え方や距離の取り方について説明しました。
受講者からいただいた感想を紹介します。
・内容がすべて心に刺さった。一か月の間でかなりストレスを感じていて仕事に行くのも正直辛い気持ちで過ごしているが、なんとか乗り越えていけるように頑張りたい。乗務中にまさに「固まってしまう」ことが多く悪い流れになってしまうことが多いので、足裏の感覚を意識したりグーパーしたりするなどして対処法を実践していきたい。
・ストレスを受ける人間に起きる反応がとても共感できた。師匠に怒られると固まってしまったり、作業がうまくできなくなってしまったりすることがあるが、メカニズムなども知ることができて良かったと思う。今までの私は「頑張らなければいけない」と追い込んでしまうことが多かったが、ストレスを認識してみようと思った。
・今後独車して、一緒に仕事をしていくペアの車掌や師匠とも、よりコミュニケーションを図って心にゆとりをもって仕事に取り組みたいです。
・自分はあまりストレスを感じないタイプだと思っていたが、今回の研修を受けて、実はストレスを受けているのかもしれないと思った。あと五カ月間、自分をうまくコントロールして乗り越えたい。
・技能講習が始まって一か月がたち、ストレスが溜まってきたころにこのような研修があって良かったと思いました。日常で実践できる話が多かったので実践していきたいです。
お役に立つことができてとても嬉しいです。
受講いただいた皆様、ご担当者様、本当にありがとうございました。
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