鉄道会社様で指導操縦者向けメンタルヘルス研修を行いました。
この研修は、運転士見習い(弟子)を6カ月間マンツーマンで指導する指導操縦者(師匠)を対象に、「強いストレスが生じやすい見習生のメンタルヘルス問題を防止し、全員が独立乗務できるようになること」を目的にしています。(昨年に続き2回目のご依頼、ありがとうございます)
90分で、以下の構成で講義いたしました。
①労働者のメンタルヘルス問題に多く見られる、発症のプロセス
②ストレスが減る人間関係の距離感がわかる!「バウンダリー(境界線)」の理解
③人間関係の摩擦を減らし、「パワハラですよ!」と言われない指導のコツ
前半はメンタルヘルス問題についての理解、そして後半は安全な人間関係の構築するためのコミュニケーションの具体策について話をしました。
バウンダリーについては以下のブログ記事を参考にしてください。
当たり前のことですが、自分の思った通りに相手が動いてくれることなんてまずありえません。そんな時、自分がどんな感情になり、どんなコミュニケーションをとるのかは人それぞれです。だからこそ、人を指導するためにも自己理解が必要なのです。
今回の受講者からの感想を一部紹介いたします。
・全社員に受講してもらいたいと思いました。技能講習の途中でも受講したいと思いました。
・境界線と共依存の話が共感できました。会社の今までの考え方と違い、自分の考え方に近かったので今後の指導に生かしていきたいと思います。
・パワハラをなんとなく理解していましたがまたさらに理解できた。40代後半になると今の研修が非常にためになった。
・悪い例として当てはまるところが多くて驚きました。仕事だけでなく家庭でも当てはまるし役に立つことも多かったです。
・心に突き刺さることがたくさんありました。本当に参考にさせていただきます。運転士教習以外でも参考にさせていただきます。
お役に立つことができてとても嬉しいです。
受講いただいた皆様、ご担当者様、本当にありがとうございました。
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